日本社会人育成協会

【代表ブログ】自燃性になる方法

今回は2年ほど前に書いたコラムの記事です。

昔と比べて今はだいぶ文章のノリが変わりましたが、
内容自体は古びていないのではと思います^^;

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こんにちは、藤巻です。

今回の内容は、モチベーションに関するお話です。

みなさんは、「自燃性・他燃性・不燃性」というお話をご存知でしょうか。
これは別にゴミの分別のお話ではなく、
人間のやる気、モチベーションに関する考え方のお話となります。

「やる気に火をつける」というフレーズがありますが、
ぜひそのやる気の火を想像してみてください。

自燃性の人とは、自分で自分のやる気に火をつけられる人です。
例えば、手前味噌ですが私はこのタイプになります。
私は高校時代、東大目指して毎日10時間以上勉強をしていました。
しかしこれは、別に誰かから行けと言われたわけでもなく、
そしてまた勉強が好きなわけでも当然なく、
ただ自分が「行きたい!」と思って毎日努力をしていたわけです。

これに対して、他燃性とは自分で自分のやる気に火をつけられない人です。
ただし、この場合でもこの人というは他人が火をつけてあげれば、
ボッと燃え上がりある程度頑張ります。
つまり例えば予備校で人気講師の授業を受けると数日はやる気を出すけど、
しばらくすると飽きてまた次に誰かから火をつけられるまで怠けてしまうと。
そんな普通の人達のことを指す言葉となります。

そして最後の不燃性というのは、自分からはおろか、
誰に何を言われてもやる気を出さない、
そんな働いたら負けだと思っている人々のことです。

そしてこの自燃性・他燃性・不燃性という分類ですが、
おおよそですが世の中では1:8:1という割合になっています。
これは統計学上、そうだという一般的な法則があるんですね。
ですから、ほとんどの人は他燃性と言うことができるわけです。

だから、この文章を読んでいるあなたは他燃性の確率が8割です!

さて、そんな「あなたは他燃性」ということを前提にぜひお伝えしたいのが、
今回の「自燃性になる方法」というお話です。

この自燃性が1割というお話、別に一生そうだというわけではありません。
ただ、生まれつき何に対しても自燃性な人が1割であって、
他の人達だって努力をすれば自分が目指す分野において自燃性にはなれます。

それではこの自燃性へとなる方法ですが、
一体どうすればいいのでしょうか。

簡単です。
自分で一生懸命今いる世界で努力をすべき理由を考えて、
それを理屈として自分が心から納得すればいいんです。

一度自分が心から納得して目標をロックオンすると、
あとは人と言うのはその目標達成まで自燃性となります。
自分は何事に対しても自燃性というわけではないけど、
大学受験で一度志望校を決めた後は継続的に頑張れたという人は、
まさにこのパターンとなるはずです。

それでは次に、ここからが特に大事なところとなるのですが、
皆さんが今後社会人として一生自燃性でいるためには、
一体何に対してどのような理由を自分に納得させればいいでしょうか。

ぜひ、少し考えてみてください。

…考えました?
答えをいいますよ?

それは、「なぜ働くのか」です。

社会人として努力すべき対象というのはほとんどの人が仕事となるのですから、
これは当たり前の話ですよね。

ただし、これに関してはぜひ一つおすすめしておきたいルールがあります。
それは、「金銭的な話」を理由として設定しない方がいいということです。

「なぜ働くの?」
→「生活費を稼がないと生きていけないから」

これは、確かに間違ってはいませんが、
こんなものは自燃性でもなんでもありません。
それじゃあその人は親が裕福だとしたらどこまで本気でやる気を出せますか?
フリーターでもひとまず生きていける中で正社員としてやる気を出せますか?

このような「必要に迫られて働く」というのは、
不安という火をお尻に近づけられて火をつけてるただの他燃性です。
もちろん最初はそれでもいいと思いますが、一生は無理です。

それじゃあ、成功したい、お金持ちになりたいという理由を
自分に納得させますか?

これも、あまりいい選択肢ではありません。
なぜなら人はお金持ちにならなくても幸せに生きていけるため、
自分を心から納得させるような理由というのはなかなか用意できないからです。

じゃあ、一体人というのはなぜ働かなければいけないのでしょうか…!

それは…ぜひ自分で考えてみてください^^

あ、ちなみに当然私は自分なりのこの答えを持っていますよ。
それがなかったら、いくら元々自燃性の私でも、
さすがに一人で会社をやっていくことなんてメンタルがもちません。。。

でも、ここでは言いません。

それは、その理由と言うのはあなたが心の底から納得しなければいけないので、
あくまでもあなた自身で探し求めて見つける必要があるからです。

だから、ここでお話できるのはその問題提起までです。

あなたは、金銭的な理由以外で、
一体なぜ働くのですか?

これは、おそらく数年がかりで答えを出すようなテーマだと思います。
それどころか、ただなんとなく働いているような人の中には、
一生かかってもその答えを出せずに死んでいく人も少なくないはずです。

しかし、それを考えながら日々生活をしていれば、
きっといつかそのあなたなりの答えにたどり着けるはずです。
そしてその時、あなたはその後人生をずっと自燃性で過ごせる無敵状態となり、
仕事も、そして私生活も、素晴らしく充実するはずです。

なお、この答えを見つけるおすすめの具体的行動としては、
まずはぜひ知り合いの社会人にこの問題を問いかけてみてください。
何人も聞いていくうちに、もしかしたらそのヒントが手に入るかもしれません。

それでは、今回のお話はこの辺で。
少しモヤっとした人が多いかもしれませんが、
とっても大事なことですからぜひ一度は考えてみてくださいね♪^^

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